夏がくると思い出す
2017.5.26
恒例というわけではないけれど、毎年楽しみにしていること。
今日のサンプルは、夏が近づくと新作が見たくなる“洗いのバッグ”です。
鞄が出来上がった後に、水に濡らし手作業で揉んだり押したりして
独特の表情に仕上げる“洗いのバッグ”。
今回は、リバースレザーを使って、サビア、カスターニョ、ネイビーの3色
S、M、Lの3サイズで作りました。
洗うことで元々の革の癖がより大胆に表現されて、シワの入り方や寄り方もそれぞれです。
よく見ると色の濃淡も大きい今回のバッグ。
聞くと、油分をたっぷりと含んだリバースレザーは、洗いをかけ革をぎゅっともむと
中の油分が移動して、こういった濃淡が出るそう。
「洗いは、リバースレザーが一番格好良く仕上がる」とマリ。
形は、以前から作り続けている“取っ手から本体へ自然な形でつながる”
その曲線がきれいな“オープントート”に、普段使いらしい丸みを程よく出したもの。
そのままでは丸みが強く可愛らしくなりすぎてしまう形も、
洗うことで良い塩梅に仕上げることが出来ました。
S
M
L
規格サイズを気にせず、お出かけバッグとして軽やかに持ちたいバッグです。