直線と角
2024.6.16追記
こちらの商品は廃盤になりました。何卒ご了承ください。
昨日とは打って変わって晴天の東京。
少し暑いくらいです。
今日のサンプルは、作り手:阿部が半年以上前から少しずつ形にしてきたこちら。
フラットな盤面と、角がきれいな長方形のリュックです。
印象的なのは、蓋などが一切ない本体の開口部。
初めは「紙袋をイメージしていた」ということもあって、筒状の革をくるくると丸めたり
他の鞄の様に蓋をつけたりしたそう。
「使い勝手や見た目がどれもイマイチで、、それなら無しでいこう」と、
その中で“絞る”形にたどり着きました。
革紐で絞ると言うと、ギュッとギャザーが寄ったものをイメージしますが
今回は、盤面がフラットなまま、サイドだけを寄せています。
こうすると、口枠のように開口部がガバッと開きます。
そしてこの開口部、実は後面側にだけ鉄芯を入れています。
後面は鉄芯でしっかりと形を保ち、その分前面側は自由に開く
随分と出し入れがしやすくなりました。
外側の革で絞るので、マチの収まりも良い仕様です。
そして、もう一つ要となっているのがマチ部分。
上げ底で作ることは珍しくないのですが、今回はそこにさらにマチを設けています。
普通の上げ底だと盤面のラウンドに沿ってマチの形ができますが
マチにもう一つのマチを設けることで角がしっかりと出来
鞄のフォルムを更にシャープに見せてくれ、それでいて容量も増やすことが出来ました。
最初に言っていた“紙袋”のイメージもしっかりフォルムに出ています。
コンパクトに見えますが、A4クリアファイルがすっぽり。
大人が似合うリュックです。
2024.6.16追記
こちらの商品は廃盤になりました。何卒ご了承ください。
最後に、本日よりユーフラテの2枚合わせブックカバー(GS-53)が定番になりました。
こちらもぜひ。