トートにはファスナー
2015.5.7
そういう気分だからか日中の日差しにも、ふと夏の匂いを感じる時があります。
今日の鞄は、昨年末からちょくちょく登場していた、イタリアのタンナーさんから
仕入れた革、2種類を使いました。
左:オールドイングランド 焦茶 右:ボッタラートナチュラーレ 薄茶
マチも広く取ってあり、小旅行にも使える大きめのファスナートートです。
今回の鞄、ポイントはずばり、この部分。
豪快な厚さでファスナーパーツと本体をつなぎ、このカシメ2発留めが
いっそう道具感を醸し出している鞄です。
ちなみに「トートにはファスナー」派の、マリ作。
なんといっても、
(そして言うまでもありませんが、閉めやすいということです。)
このカーブもほぼ直角ですが、とてもスムーズに引き手が移動します。
本体口全体がファスナーの補強の役割を果たしていて、
3mmという豪快な厚さ、程良い張りが活きている仕様だと思います。
現品、オールドイングランド(焦茶)の方はプレーンな盤面で表にポケットがない分、
形の違う内ポケットを両側に配しました。
もう一つ追記しますと、こちらの方がだいぶ張りがありますので、
ファスナーの開け閉めが、よりスムーズです。
プレーンな盤面に、適度に張りが保たれている筒状取っ手タイプ。
一方、ボッタラートナチュラーレ(薄茶)は、鞄の底から取っ手がのびている
デザインで、外ポケットと片側の内ポケット。
厚いながらもしっとりとしていて、身体に沿う心地よさが楽しめます。
現品は焦茶の方が若干大きいのですが、どちらも年齢・性別を問わず、
お使いいただけること間違いなしです。
小旅行だけでなく、普段の荷物が多い方も、ぜひ。