柔らかい雰囲気

2014.3.28

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左:肩掛けファスナートートG-44、右:2wayファスナートートG-45

 

本日、晴れて定番商品として公開したトートバッグたちにリレーする形で

ご紹介するサンプル品はこちら。

 

筒取っ手のトートたち
前々回の柔らかい取っ手シリーズより、どちらもA4ファイルが余裕で入るサイズ、

現品は異なる素材でご用意してみました。

 

 

長取っ手を手持ち
肩掛けタイプ:ミネルバ・ボックス ヌメ色

肩掛け

 

手持ちの方
手持ちタイプ:ユーフラテ カスターニョ

 

 

 

最大の特徴は、本体口周り。

折り返しのある本体口
縫い合わせて折り返すことで、ふんわりした見た目に仕上がりました。

 

また、折り返した本体とマチのつなぎめに切り込みを入れることで鞄上部が

ゆるやかな曲線でつながり、さらにふんわり感が増しているのも特徴です。

G-21の内縫いと比較

楕円形に開く本体口
楕円形に近い角度です。

 

マグネットホック
この本体にふさわしく、軽い力加減で留められるマグネットホックを採用しています。

 

筒縫いの取っ手
そして取っ手は筒状に縫い合わせた幅広タイプ。

手持ちでも肩掛けでもやんわりと重量を受け止められます。

 

 

 

本体口の革の折り返しや内縫い、取っ手や底面の丸さなど、

どこまでも柔らかさを強調すべくフォルムを形成した今回のトートバッグ。

 

ユーフラテの現品
1点目としてユーフラテで作ってみましたが、少し薄めであることと、特有のテリ感よりも

ミネルバ・ボックスのしっとりした風合いが似合うかと、もう少し思案中なので

春色ミネルバ
現品はミネルバ・ボックスで春色が並ぶ予感です。

 

 

 

冒頭でご紹介した新作トートたちも、本体はミネルバ・ボックスを使用しています。

補強の具合やパーツのカット、ステッチの入れ方で、同じ本体素材でも異なるフォルム、

印象に仕上がるのが鞄作りの面白いところでもあります。

 

「しなやかさ」 「張り」 「フォルム」 「大きさ」 「用途」

限られた条件で、いくつもの要素をいろんな分量で組み合わせる   

 

そんな実験をいつも繰り返しています。

 

 

Organ(オルガン)

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