イタリアのサンプルレザーでつくった4型
今年最後(おそらくです)にご紹介するのは、これまた少数買い付けた
イタリアのサンプルレザーなどでつくったこちらの
まずは下段2点から。
先週ご紹介した現品がお店を旅立っていったために新しくご用意した、
ショルダーバッグ(G-19)の変形バージョン。
大小2サイズ展開にしてみました。
大きい方は遠目でみるとグレーなのですが、
実はロウ引き加工の後、プレス機にかけてロウを部分的に落とすという
手の込んだ仕事が光る革なのです。
そしてプレスされたことによるツヤが、うっすらと張った氷を思わせる──
なんだか想像力をかきたてる面白いテクスチャーです。
もともと極厚なので、ストラップも共革で作ってみました。
通常の定番商品は張りのあるストラップなので柔らかさが新鮮に映ります。
ななめにしても、肩かけにしても優しい使い心地です。
一方の小さい方は
先週のご説明と近似しますが、もともと3.5mmという分厚さのため
豪快なシワと深いシボが特徴。
それを本体に合うように厚さを調整しています。
立体的なシワと大きく入った色の模様、こちらもとてもユニークな仕上がり。
こちらのストラップは定番の厚革仕様です。
続いて、こちらは定番商品でも人気の肩かけファスナートート(G-44)を
表面は若干起毛させた加工で比較的さらさらしているようですが、
実はオイルがふんだんに入っている革。
ファスナー部分などパーツの補強が、しっかりとした雰囲気を保たせています。
使い込んだあとのエイジングが楽しみな革です。
そして
夏頃にご紹介したストリームラインが目を引くリュック。
長らく品切れていたこちらを、ミネルバリ・スシオのネイビーでご用意しました。
この渋い色味。
今週はじめにご紹介してからというものお問い合わせを多くいただき
だいぶ少なくなりましたが、噂のコードバンも
若干数、残っていますので気になる方は現物を確かめにいらしてください。
※長財布は出ている現品のみになりました