ボッタラートナチュラーレ
2014.12.12
あれから改良を加えまして、本日より定番商品として展開することになりました。
ボストンバッグ(G-52)
柔らかさの中に重厚感がみっしり詰まった、仕分け上手な鞄です。
さて、今日ご紹介するのは
、、、という、こちらも先週と同じタンナーが作っている素材で仕上げた2点。
薄さと柔らかさはミネルバ・ボックスとユーフラテの中間くらいで、
遠目で見ると一見 普通のソフトレザーなのですが
実はもともと3.5mmという厚い革を、揉んでシボを出してから1.2mmにまで
薄く漉くというなんとも贅沢な作り方をしている革なのです。
革を鞣す際には厚みがある方がシボが深く出やすいもの、そして通常は
厚みがある方が高級なのですが、それをわざわざタンナーが薄くして販売するという
気前がいいというかなんというか、イタリアのおおらかさを思わせます。
そして、表面はオイル感を抑えたさらさら仕上げ。
薄さを超えるシボの深さと、柔らかさ、そしてこのテクスチャーが特徴です。
そんな少々贅沢な素材で、フォルムはそれぞれ定番商品を原型に
以前から比較的ご要望のあったファスナータイプをご用意してみました。
こちらはショルダーバッグ(G-19)を。
ファスナーの補強が革の柔らかさに合っています。
また、ストラップの長さを大きく変えられるので
こちらは究極のシンプル、肩かけトートバッグ(G-21)を。
作り手:マリの、トートに対する「ファスナーがついているべき」
というセオリーを継承。
革の柔らかさと相まって荷物を入れた時の落ち感が優しい印象。
底面の作りやサイドのパイピング、あて革のアクセントが
2点の統一感を演出しています。
冬至を10日後に控え、日に日に店内が暖かく感じられる今日このごろです。