まるく、まるく。
2016.7.8
最近、びっくりするほど暑い日がありますね。
7月に38度は季節としてちょっと尖り過ぎなんじゃ、、、と思うこの頃。
今日はそんな尖った気温とは反対の、丸いやつです。
底面のこの丸さ。
「これが作りたかった」とマリ。
通常通り縫製だけで作ると、柔らかさのため底面はぺしゃんと平たくなります。
今回はそこから“洗い”をかけて、底面の丸みを作りました。
普段は盤面にあるように、揉み込んで独特のシワを出すための“洗い”ですが、
今回は、底面の形を丸くするための“洗い”もかけています。
洗い加工はシワを出すだけでなく、形を変えて固定するという意味で
丸みを出すことも出来るんだなと。
新たな発見でした。
※革は、十分に濡らして乾燥させると少し固くなります。
一番小ぶりなサイズ。丸みがよく出ています。
小ぶりですが、お財布、キーケース、携帯、文庫本とお出かけに必要な物は収納できます。
ギボシのベルトが印象的なこちら。
このあっちこっちによれている形がなんとも言えません。
後面に縫われている革が、実は内ポケットという不思議。
実用性の高い肩掛け仕様。
シンプルな形に、かなり大胆に入ったシワが印象的です。
荷物を入れて持つと、更に丸く。
新たな“洗い”鞄です。