盛り沢山
2017.3.3
昨日とはうって変わって快晴。
今日のサンプルは、初登場となる新人の作り手:齊藤も加わり
3人の作り手の作った鞄が賑やかに4点並びました。
まずは、その齊藤のトートバッグから。
「盤面を折りたたんで取手を縫い込んだり、マグネットを取り付けたり
表から見えるステッチを極力少なくなるよう作りました。」
「下がふっくらとしていて、物を入れて置くとクシュッと少し潰れる形も良いなと思っています。」
「敢えて取手は、ビジネスで使うような厚革で太い取手に。
初めは自分でも使えるものをと考えていたので、底面の幅は私のお弁当がしっかりと入る大きさになっています。」
手に持った感じも良く、普段使いに丁度なサイズ感です。
置いた時も可愛らしいフォルム。
次は、一見シンプルですがいつも作りに拘りを感じる宮崎のショルダー。
とてもさっぱりとした形。
大小2サイズ、それぞれマチの作りが少し異なります。
ファスナーをU字で付けていて、開口部が大きく開くので
小ぶりなサイズでも物の出し入れがスムーズです。
小さい方は盤面に切り替えを入れず、マチまで一続きになっていて
表からステッチが見えないのでよりプレーンな印象。
大きい方は、マチをはっきりと切り替えて形も少しラウンドしています。
使う人を選ばないすっきりフォルムです。
最後に、今まで柔らかな革を選択することが多かった村越。
今回は、Organで使っている一番固いダコタを使用しています。
店舗が場所を移し、本格的に裁断担当となった村越。
厚革により興味を持ったのは、日々の裁断がきっかけのようです。
取手も金具を使わずに取り付けていて、厚革ですがゴツさを感じさせない形です。
前面にはスマートフォンやキーケースなどが収納できるポケットが付いています。
ちょっと盛りだくさんでお送りしました。