CAMEL LEATHER
春分から1周間あまり。
久し振りに扉を開けっ放し、店内にも長閑な空気と音が入り込んでいました。
ガラス戸一枚で生まれる開放感の違いに驚きます。住人も前のめりです。
そんな今日は見た目も軽やかな、こちらをご紹介します。
そのご期待を裏切らないテクスチャー。
この売りは、一にも二にも、ラクダであるということ(!)
あの、砂漠をゆったりと放浪する、ラクダです。
牛にはない、独特の野性味
銀を少し擦ってあるので全体的にマットな質感ですが、使いこんでいくと
醍醐味、エイジングを楽しめるのではないかというのが専らの予想です。
普段の牛革からの反動でそう感じるのか、軽い!と思わず口走ってしまう軽さ。
去年末の企画で登場したベビーカーフは柔らかく軽いが故に、大人の革よりも
強度が少し心配だったため小物アイテムの製作に留めましたが、こちらは
寒暖の差が激しい過酷な環境で育った動物だけあって、軽さに加えて丈夫さも
兼ね備えているということだそうで鞄に仕上げてみました。
本体口は一直線のファスナータイプ。
ハンドルは何度か登場したことのある、筒状の幅広タイプを採用しています。
共革で全体の柔らかさが際立っています。
そのハンドルを留めるマチのカシメがアクセントに。
背面には大きめのベタポケットで、ざっくり収納できるなかにも薄いもの、
細かいものをまとめるのに重宝します。
旅行先でも重宝しそうです。
タテの方が落ち感が少ない分、若干しっかりした印象。
ヨコは落ちが大きい分、よりしなやかでやさしい印象
どちらもA4ファイルが入るにも関わらず、角がとれているからなのか
あまり大きさを感じないのが不思議です。
また、銀を擦っている効果でご覧いただける通りどの色もスモーキーカラー。
現品の黒、クオイオ(ヌメ色)に加えて
早くも売れてしまったカスターニョ(手前) でも若干数、ご注文をお受けできます。
ちなみに、本日 定番商品として仲間入りしたのもファスナータイプ。
ショルダーバッグ(G-54)
毎日使うにはプレーンが一番。飽きのこないフォルムで普段使いにもってこいです。