大物、登場。
2014.8.15
渋谷2丁目は周りのお店もお休みが多く、一歩外に出ると茹だる暑さながらも
なんだか穏やかな時間が流れていました。
そんな今日はこれから旅に出たくなるような大物をひとつご紹介しようと思います。
どれくらい大物かというと、定番のボストンバッグ(G-39)ヨコ型よりもっと
高さがある、くらい。
実際持ってみると、その存在感が実感できます。
ご覧いただいている通り、斜向かいにショルダーストラップを取り付けて肩かけもできる、
実用的なタイプなのです。
鞄上部の棒屋根は荷重をうまく分散し、パイピングと底面の革パーツも
補強で加わりしっかり鞄を支えています。
見かけだけでなく容量も十分。
そしてメイン収納が大きい分、ポケットを多めに設置しました。
盤面サイズのファスナーポケットと、分割ポケットが前後の盤面、両方に。
なにかと細かい荷物が増える旅行にはぴったりの仕様です。
強度を保ちつつ、金属芯の口枠よりも軽い棒屋根にしっかり縫い込まれた取っ手は
腕にも通すことができ、鞄の中身を探すちょっとした動作がしやすいサイズ。
そう、こちら、あのビジネスバッグの取っ手を踏襲しているのですが、
重い書類を収納するビジネスバッグもさることながら、この頑強な取っ手の作りは
もしかしたらボストンタイプにこそ活きるのかもしれません。
“あのビジネスバッグ”と比較。
大きさと取っ手とのバランスで佇まいが変わります。
現品は以前ご紹介したことのあるマルシェバッグで使っていた
やんわり格子模様のサンプルレザー。
棒屋根がついたボストンはOrganでもHERZの商品でも他にラインナップがなく、
ひと癖ある鞄に仕上がりました。