ダコタとホリデイ、アラカルト
今日のサンプルは、先日定番商品で使われる素材としても仲間入りした
2種類:ダコタとホリデイを使った、タイプもマチマチな3点。
以前ご紹介したことのあるサンプルや定番商品の素材違いを、それぞれの
素材に合うように部分的に作り変えてご用意しました。
先ずは左から。
二本手ブリーフケース(G-28) A4ファイルサイズ
素材:ホリデイ
通常、B4(M:カスターニョ)・A3(L:アンバー)書類が入るという大きさが
他のラインナップにはない、薄マチのブリーフケースなのですが、
こちら手前の1点はA4ゆとりサイズ。
盤面をA4ファイルがすっぽり入る程度に抑えました。
定番のサイズと比べると若干小振りな雰囲気が際立ちますが、
ビジネスシーンだけではなく、どちらかというと普段使いでも使えるサイズに
進化したくらいです。
控えめな質感ですが、柔らかさが、荷物をたくさん入れてふくらんでも
愛嬌よくみせてくれると思います。
サンプルで用意していた色:マリーナで作ってみました。
左は以前サンプルでご紹介したビジネスバッグとしても使える2wayトート。
好評だったこの色を、再び作ってご用意しています。
続いて真ん中。
ひねりのしずくマチリュック
素材:ホリデイ
しずくマチのトート(G-46)から発想を巡らせた、ひねりの効いたリュック。
盤面からマチの立体にかかる曲線が、スポーツカーのようなメカニック的
様相を呈したこのリュックは何度か素材を変えて店頭に置いていましたが、
最後の1点が売れて以来、実に半年ぶりにホリデイ仕様で登場しました。
このホリデイ仕様は、初めに作ったミネルバリスシオよりもしなやかで
シボがあり、形に対して素材が有機的な印象が強いのが面白いところです。
この辺も普通は張りのある革で見慣れた作りですが、不思議と背中に
なじみそうです。
最後は
鉄芯ブリーフケース、一部屋バージョン
素材:ダコタ
取っ手に鉄芯、錠前にかぶせというカッチリタイプのブリーフケース。
かぶせを開けるとファスナーポケットで仕切られた二部屋タイプだったものを
シンプルにメイン収納ひとつに絞ったことで、外装のかたさをいっそう
際立たせる形になりました。
ぴーんと張った盤面とかぶせが潔い鞄です。
また、同じダコタのブリーフケース(G-57)と比べても薄く、ミニマムで
スリムな出で立ち。
張りのあるダコタは外縫いの醍醐味を存分に感じさせてくれます。
ダコタ、ホリデイどちらも、より長い時間をかけてエイジングを楽しめる素材。
今回ご紹介した鞄たちは全て店頭で現品販売いたしますので
質感の違いを直接感じていただけます。
台風一過でようやく秋本番というような高い空、かたや一部地域で大変な大雨、
地域によって天候に差があるようですが、どうぞみなさん気をつけて週末を
お過ごしください。