3.5mmとユーフラテ
2016.6.24
暑くなってきたこともあってか、今回は久しぶりのボディバッグ。
革の表情がよく分かるように、印象の強い金具は極力使わずに作りました。
本体は一番柔らかなユーフラテ革、
かぶせは一番ぶ厚い3.5mmの革を使っていて
その対極な風合いがユニーク。
そして、一番の肝は後面の作り。
ユーフラテ革の鞄というと、やはりその柔らかさを活かして
全体にクタッとしたり、クシャッとする鞄を作ることが多いのですが、
今回は後面にぐるっと厚革を入れて、形がはっきりと出るものにしました。
ちなみに、ここの作りは以前ブログで紹介したトートバッグと同じ。
後面のみ骨組みをしっかりとさせ、前面はその後面をふわっと包むような形に。
ユーフラテ革のふわっとした柔らかな風合いがより強調される気がします。
かぶせの上部を外表に縫い合わせることで、よりしっかりとして
使っていくうちに、身体に少しずつ馴染んでいきます。
留め具がなくても、分厚い蓋が自然と下に落ちるので安心です。
色の薄い方は、後面のファスナーポケットはなし、ストラップは肉厚なフェニックスを使いました。
軽装にななめ掛けして、いいですね。
はやく梅雨明けしないかな?